地域と育ちあう保育
『知育』というのは聞いたことがあるけれど『地育』は聞いたことがないという方が多いかも知れません、二葉保育園では何十年も前から『地域と共に育つ保育』を続けてきました。地域と共に育つ保育の基本は『地域に育てられ、地域を活かしていく』という保育の社会化が取り組みの中心となっています。園内で閉じこもっているのではなく、どんどん地域へ飛び出していくのが二葉保育園の保育です。『知育』というものは基本的に『認知力』を育むことですが、『地育』は非認知能力を育むことであり、豊かな人間性を育むものです。
自然・文化・人のあたたかさ
地育の活動をしていると保護者の皆様から「海陽町にこんな良いところがあるのを知らなかった」「海陽町はこんな素晴らしいまちだったのね」などというメッセージをいただくことがあります。保護者も知らなかった海陽町の『イイところ』『すごい文化』『あたたかい人柄』などを、園児がいっぱい体験して、海陽町を楽しみ、海陽町の楽しさを満喫して知る取り組みを、保護者の皆様にも発信していきたいと思っています。地域に育てられ、地域を活かしていく、みんなで海陽町を楽しみましょう。
食育にもつながる大切な取り組み
地産地消と言われながら、町の給食では冷凍食品が主体となっている現状です。でも、二葉保育園では価格より「おいしい」を大切にしていきたいので、できる限り冷凍の食材は利用しません。魚や野菜、果物には「旬の時季」があり、その旬の美味しさを大切にしていきたいからです。
鞆浦漁協や海部川流域の農家の方々、海陽町の自然、海陽町の人々が育てたおいしいものをおいしくいただくことこそが食育です。そしてこんなおいしいものが海陽町にあるんだ、海陽町ってすごいな!と知っていくことが【地育×地育】です。ほんと、どこの町でもやっていることをコストをかけてするよりも海陽町にしかないおいしいもので町おこししたらいいのにと思います。